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古本屋日誌

2019-09-17 10:17:00

経済学者の大竹文雄が「競争社会の歩き方」で落語の「千両みかん」を題材にしてあれこれ書いている。

なんでも東京と大阪ではストーリーに違いがあって東京のやつはみかん問屋は初めから商売っ気をむき出しにしてみかんを分けてくれという番頭に千両を要求する。

対して大阪のはなんでみかんが欲しいのか聞いてきて、若旦那が瀕死の状態だと聞いて気の毒だと考えて「ただでかましません、もって行て食べさしてあげてください」となって、番頭がそれでは申し訳ないとあくまで金を払うというので初めて千両を請求する筋になっている。

東京のはビジネスライクで大阪のは人情味があるともいえるのだが、大竹は「商人の街だった大阪では評判がものをいうため、みかん問屋は困っている人の足下を見るような行動をとらなかったのに、番頭が見栄を切ったために、逆に高い値段をみかん問屋がふっかけたのではないだろうか」と考察している。

どうかな〜〜〜〜

大竹ともあろうお方が単に大阪は商人の町で、客によいしょします、丁寧に接しますとステレオタイプを述べているだけ。明らかに番頭をおちょくりたいわけでしょう。大衆のやっかみですよ。

東京みたいにみかん問屋がいきなり「ほな、千両いただきますわ、びた一文まかりまへん」といってしまったらアホな番頭が救われてしまいます。