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古本屋日誌
2019-09-09 12:34:00
大塚ひかりは古典オタクの女だが、着眼点が抜群でどの著作もなかなか読ませる。愚にもつかないくだらない論文しか生産できない大半の連中とのセンスの差は歴然、文系の学問の恐ろしさを感じるね〜〜〜〜
万葉集にも日本の伝統であるおおらかな性が現れている話で、冒頭の雄略天皇の長歌はよく知られているようにスコップで若菜を摘んでいる女をナンパしている歌だ。「いや〜あなたの持ってるスコップて、きれいやな〜〜センスあるね〜〜」と天皇はまず女の持つグッズをほめる。これを大塚は「こういうハッとするぐらいの美女は日頃からチヤホヤされていて、『きれいやね〜〜』て言われ慣れてるからここはグッズのセンスをほめる手に出て相手の関心を引こうとしたのだ」という。
この後雄略は「家はどこ?教えてよ〜〜名前はなんてゆうの?」と迫り、つまりは当時名前を教えることは結婚をOKすることだからえらい堪え性がないね。さらに「俺はなこの大和の国の大王様なんやで〜〜」と自慢するんだが、女はなびかない。
最後雄略は「えーゆうてくれへんねや〜〜しゃあないなあ、じゃあ俺が名前を言うよ言うよ、家も教えるよ〜〜」と泣が入って終わります。
この最後のシーンでは大塚は何も言っていないのだがあれですな、オチをつけようとしていますね。女に迫ってふられたのでは緊張したまま話が終わってしまいます。相手が天皇だし振った女も怖がるだろう、そこで笑いを取ろうと気を回したわけですよ。