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古本屋日誌
2019-08-09 12:48:00
今朝はなあそれなりの日差しでしたな。久しぶりに高槻にあるコメダ珈琲でコーヒを飲んだが、癖のないしっかりした味わいで、大阪の渋みが際立つやつとは違う。
夏井いつきの朝日文庫「子規365日」を読んだ。テレビでも活躍する夏井は松山の出身で、子規とは同郷なので親しみが湧くのだろう。松山は洲之内徹もいるから今後はそちらに関してもエッセイを期待するところだ。
この本は子規の大量の俳句から1日一句、毎日選んでコメントを加えたもので、手軽に子規の名句が味わえる。
「世の中に馴れぬごまめの形かな」はとくにいい。正月のお重に入るごまめはご承知の通りねじ曲がり入り組んだ形をしていて世間に抗い苦闘する人間を意識させる。なかなかうまいものだ。
「ことしはと思ふことなきにしもあらず」も面白い。今年こそは何かやってやろうと決意はするが、自信もなく、逃げを打ちたい気持ちもあって韜晦したような表現になっている。誰しもこんな感じだろう。