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古本屋日誌
今朝はかなり強いざあざあ降る雨で梅雨らしい天気です。梅雨はモンスーンであり、つまりは雨季なんです。熱帯雨林は年中雨が降り、モンスーン気候は一年の半分雨が降る、そして日本は1カ月だけ降るわけです。温暖化が進めば雨季は長くなり、その直後の乾期、つまり「梅雨明け十日」はずっと長くなるわけです。
京阪電車の萱島駅は現在も寝屋川の水路の上にあります。阪神電車の武庫川駅みたいな状態です。
1980年に完成した高架線路は複々線で、構内に樹齢700年を超える楠の大樹をいただいていることはいうまでもありません。この大楠に並行して現在も数本の大楠が植わっていて天を宙する勢いでそびえ立っています。地図をご覧になっても、現地を歩いてみられてもおわかりになられますが、寝屋川の水路は萱島駅のところでその流路を南北方向から東西方向へと90度向きを変えています。つまりこの地点は自然堤防でもともと微高地なんですが、繰り返される洪水から堤防を防衛するために堤防に沿ってたくさんの楠の木を植えていたのです。
寝屋川の水路の北側はもともと土地が高かったので、溢れる時は間違いなく南側に溢水しました、しかも流路が湾曲する地点なので、水量が増えると南側に水が集中して堤防を押し流してきました。それが700年くらい前にどういうテクニックか、自然な配剤か、うまい具合に楠の木が堤防に根付き、洪水が起きなくなりました。
人々は奇跡の楠の木だとして崇めたてまつり、京阪電車の高架工事の際も御神木として伐採することなどもってのほかとして守ってきたわけです。
そういう意味では700年を超えるパワースポットとしてこの地はもっと評価されてもいい。ただ洪水が起きなくなった理由は楠の木のご神威ではなく、寝屋川の水路の北側の堤防を無理やり低くして、水が自然と片側に溢れるようにしたからですけどね。