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古本屋日誌
2019-06-05 13:23:00
先日「ブラタモリ」でミナミがなぜお笑いの本場になったかという謎を解き明かす放送があった。
道頓堀川が湊町のところで川幅が倍になっているのは周囲がひどい湿地帯で埋め立てるための土砂が大量に必要で、ために川幅を広げて浚渫して盛り上げたからだ。
道頓堀川の浜側は間口がひどく狭くまた、階段で川べりに降りていける構造になっているのに対して陸側は非常に間口の広い大きな建物が建っている。この構造は250年以上変わっていない。その真相は船で浜側の芝居茶屋に乗り付け、ここで酒食を楽しみ、時間になると階段を上がって目の前の芝居小屋で歌舞伎や文楽を楽しんだからだ。
そしてもっとも興味深かったのは、道頓堀の各店舗が突き出した立体的な看板を掲げている由来です。道頓堀にはざっと思い起こしてもかに道楽の巨大な動くカニ、くいだおれ太郎、たこ焼き屋の壁から突き出たかつお節付きのたこ焼き、西道頓堀ではあるが、ホテルの前のモアイめいた石像列などがあるのだが、これらは徳川時代の芝居小屋から来ているというのだ。
中座、角座、大西の芝居などの玄関には地上より少し高まったところにその日の芝居の名シーンをかたどった人形が飾ってあり、またその左右には芝居の絵も掲げてあった。これら人形看板、絵看板こそ道頓堀の象徴とも言える風景であって、今に継承されている。