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古本屋日誌
2019-04-30 11:00:00
今朝は予報通り雨もよいで、止んだかと思うとまた霧雨が降りだします。
私も通信販売で商品をお客様にお送りしていますが、なかなか売れない品物もあります。原価や封筒代や送料、サイトの月間登録料などを加算したらこれ以下では無理という金額が当然あります。しかしなかなか売れないものはどんどん値段を下げていって、結局売れば売るだけ赤字が膨らむ価格でも販売してしまっています。
仲間の古本屋さんも私と同じようなことをしているのですが彼の話では「お客さんから一山全部でなんぼなんぼゆう買い方をしてんねんから、原価はゼロみたいなもんなんやからそれでええやん」とか「うっとこは店を開けて、客が買いに来る合間合間に発送業務をしてるさかいに問題ない」と言います。
でもそれは理由としては成り立ってません。いくら仕入れの原価が限りなくゼロに近いとしても郵送したら赤になるわけですから、自分の手間賃を度外視するにしても商売としてやってはいけないことに変わりはありません。完全なボランティア活動なわけなんですが、本人はそれに気がついておらず、正常な商業行為だとなんの疑いもなく思っているところが不思議ですね。
織田作之助の「夫婦善哉」のはじめの方にあるおばはんの実家の天ぷら屋の収支が赤になりがちで店主が「おかしいなあ、これこれの野菜で、これこれの値段で売ってんなんさかい赤になるわけがないねんけどなあ」などと本気でぼやいてるのと似てますな。油の代金や什器とかをお忘れなわけです。