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古本屋日誌

2019-04-28 10:34:00

今朝も肌寒いので、残っていた灯油をたきました。

金沢の亀鳴堂という出版社が文庫サイズで洒落た文学書をたくさん出していて、上司小剣コラム集もそのうちの一冊です。放蕩息子が東京に出奔し親はあきれて義絶状態なんだが、息子は大阪で食べていた鱧の皮の味が忘れられず、義理を欠くとは分かっていても無心を言ってくるという例の「鱧の皮」が名高い物書きだが関西大の浦西和彦の「大阪近代文学作品事典」には大阪に関するたくさんのエッセイを書いていることが記載してあって興味があり、このコラム集を入手してみました。

新聞に載った芥川龍之介のアフォリズムばりの警句がたくさん集めてある。

50の寿命がある男が30で不慮の事故で死んでしまうと夭折で悲しいのだが、考えてみたら晩酌で食べることになっていた刺身を昼に前倒しして食べてしまったのと同じで、翌朝になってしまえばどちらも同じだという。確かに不老不死の人はいないからそうなんだろうが、死ぬことを刺身に例えるのは面白いな。