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古本屋日誌

2019-04-26 09:24:00

小島政二郎の「場末風流」に東京人の気質を因循で、なぜか昔のやり方にこだわって改めないとある。ものを買うのも先祖が使っていた出入りの業者を使い、新しい会社は安くて便利でも使わない。神社の祭礼の寄付も先祖の出した金額そのままを踏襲して、えらい昔の金額のまましか出さない。それでいて本人は大金を投じた自分でいるのだという。
川田順の「住友回想記」に毎年新年の賀にみすぼらしい老人が招待され下へもおかぬ歓迎を受けている。不思議に思った川田順が、聞いてみたら住友創設の時に世話になった恩人の子孫で、その恩義に報いるためもうおよそ150年にわたって新年には必ず招いて饗応に努めているとのことだった。

三善貞司の「大阪史蹟事典」の安居神社の項に毎年幸村を供養する法要が営まれているがスポンサーは大丸で、祭礼にも大丸の関係者がきているとある。真田と大丸、なんのゆかりがあるのかまではわからないが鴻池と山中鹿之介みたいなつながりがあるのやもしれない。

東京も大阪も様変わりしましたね、昔通りのしきたりを守るなど今はこっから先もありません。

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