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古本屋日誌

2019-04-24 10:40:00

大岡昇平の「レイテ戦記」で戦艦大和や武蔵を率いた栗田中将が何度もレイテ湾への突入をあきらめようとして反転を繰り返していたことを初めて知りました。
大岡はその理由として3日間不眠不休で、空襲を受けていて判断能力が低下していたこと、そのため単なる高波を魚雷の航跡だと誤認して何度も警戒態勢を繰り返したこと、米艦隊への2時間にわたる攻撃も大和の主砲はまったく当たらなかったこと、武蔵が撃沈されたことなどをあげて艦隊全体に恐怖感が蔓延していたと言う。

まあそりゃそうですよね、いくられ歴戦の強者といっても米軍機が武蔵を沈めようととにかく他の艦は無視して集中攻撃を加えて、なすすべなくやられてしまうなを目の前にしたら無力感にとらわれます。

また大和は主砲を初めて敵艦に発射したが全然当たらない、まあこれは熟練度が足りない乗組員のせいでもあるが、そもそも主砲の性能がデタラメなせいでもあったわけで、主砲を打つたびにモウモウと立ち込める煙幕のために目標を定めることもできないのを目の当たりにしたらあきれますよね。日清戦争から日露を戦い、またパールハーバー、ミッドウェーをくぐり抜けた海軍ですら臆病風にふかれるわけです。

先日NHKの平成史の特集で自衛隊の移り変わりをやっていた。平成初めころの北朝鮮の不審船騒ぎで海上自衛隊が威嚇射撃はしたが「絶対に船体には弾をあてないように」との指示が出ていてみすみす取り逃がしてしまった件で後から「なんで取り逃がしたんや❗️自衛隊にはえらいようさん金を使てるのはなんかの時に役に立つようにゆうことやろ」との批判があった。

また例の2001年の9.11の後自衛隊が出撃するアメリカ艦隊の護衛を務めたが、自衛隊内部では「これで日本ははっきりアメリカの同盟国だとなるから、旅客機がハイジャックされてビルに突入してくる事案が起こるやもしれず、そんな時に自衛隊がその旅客機を撃退できるのか議論になったということだ。

自衛隊の幹部連中や自民党の指導者がしのごの言おうとも戦後のわれわれには大義に殉じる気合いや、精神はありません。だから戦争は物理的に不可能だし、やれば即座に負けてしまいます。


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