Welcome
古本屋日誌
2019-04-05 01:23:00
大阪観光協会が出していた「観光の大阪」の1971年2月号に大阪の観光コースで夜の部のルポが載っています。5時10分に大阪駅前を出て、新大阪ホテルで夕食、ついで難波の新歌舞伎座。だんちょうが堂本印象、掛軸に楯彦、深水、魁夷、松篁などがある中で歌舞伎を一幕鑑賞、さらに御堂筋の西側にあったキャバレー「美人座」がしめに入っていて、1時間、4人に1人ホステスがついてくれ、飲み物もビール1本とおつまみ、これで1600円だそうでなかなか楽しそうだ。「美人座」は何もかもがガラス張りで、テーブルが400とホステスが300人いて、天井に黄色、オレンジ、紅の三段になった超特大のシャンデリアがあって色が変わりながらぐるぐる回るので圧倒されるといい、その奥に舞台が設えてあってダンシングチームの越後獅子や助六ショーが観れる。
なるほど、これは中座の歌舞伎とその前の芝居茶屋を合体させたようなサービスなんですね。中座の越後獅子や助六、三番叟はおめでたい席の座興で、本格的な歌舞伎の前座みたいなものです。それが終わって幕間に芝居茶屋に客はくりこんで、幕の内弁当をつまみ、また馴染みのホステスとイチャイチャしたわけです。これを「美人座」は一体化して楽しめるようにしたわけです。女もはべらし、美味いものも酒もたしなみながらめでたい踊りを見る、確かに良さそうです。
またあれですね、問題は1時間で切り上げられるかですね。ホステスはその道のプロですから気難しい客をうまいことあしらって「どないですやろ、もう1時間だけ延長してもらわしまへんか」とかゆうだろうし、私は断り切れる自信はないですな。
iPhoneから送信