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古本屋日誌

2019-03-24 08:15:00

昨日はよう晴れていて嫁と大阪城公園駅周辺にできたというショッピングモールを見がてら、天満橋から歩いて大手口より大阪城に行きました。

国民会館、府庁と過ぎて外人客の多さはいつものことですが外堀のところにローソンができていて、いつもの青い看板ではなく京都にあるような一応景観に配慮した白い看板を上げていました。1200円出せば重要文化財の千貫櫓など3棟に加えて天守閣にも上れる券を西の丸庭園前で販売していました、なんでも土日限定なんだそうだ。西の丸庭園は今日、3月23日から花見🌸シーズンで300円で入園できるのだが、まだ蕾は固い。

西の丸庭園入口前には本丸の馬出しに続く門の跡があって、巨大な石が積んであるのだが、その石垣に直接接続して煉瓦積みの壁が延々と続いている。もちろん有名な造兵工廠の煉瓦塀で明治時代のものだが、花崗岩の巨岩の横に直接煉瓦塀だし、塀の下部には小さな石垣が積んでありいずれも違和感がある。こういう石垣の上にじかに煉瓦を積む手法は明治の流行りで、京都国立博物館も同様だ。

桜門の前、豊国神社の横にあったたこ焼き屋は、例の巨額脱税で「たこ焼きを焼くのに精一杯で税金のことまで頭が回らなかった」と言っていた店なんだが、今日見たら建物が無くなっていた。

桜門を入り衆目を驚かせる巨岩が現れるが風化も進み、最上部は新しい岩で修復してある。さてかつての第4師団本部、1931年竣工の建物だが「ミライザ」と称する商業施設になっていて、地下はイリュージョンが観れるシアター、一階は大阪土産や忍者グッズを売る店、喫茶店、二階は食堂、三階は結婚式場となっていた。一階のショップは完全に外人客向けでキティちゃんやリラックマなどのキャラクター商品、模造刀、大和魂とか大阪と大書したTシャツ、新選組グッズなどを売っていて行き来する店員は黒ずくめの忍者スタイルだった。

こういう下品な土産物屋しか作れないところに大阪という街の底の浅さが露呈している。キティちゃんなどのキャラクター商品は全国どこの土産物屋でも扱っているもので、大阪らしさは何もない。忍者グッズにしても伊賀上野や金沢などのパクリでしかなく、だいたいが大阪とはなんの関係もない。土産物屋の名前も「本陣」なんだからわけがわからない。

天守閣の南側、紀州御殿の横にあったたこ焼き屋、ソフトクリーム屋、弁当屋などは周りに白いシートを巡らして二階建ての建物ごと解体作業中だった。変わって「ミライザ」の前に仮設テントを立ててたこ焼きやら弁当を売っていた。たこ焼きは500円で弁当は800円。弁当は取り立ててどうということもないような代物で観光地料金そのものだと思った。これも京都のパクリみたいなもんだなあ。

山里曲輪から極楽橋へ向かったが、水をたたえた堀には金色の御座船が行き交っていて水上から石垣や天守閣を観れるようになっていて、びっくりしたが料金は1500円で、これまたびっくりした。青屋門を抜けると夜店の屋台が軒を連ね、唐揚げやらアイスクリームやらあれこれ商っており、大阪造兵工廠本館のあった今は大阪城ホールの貧相な石垣を抜けて寝屋川とホテルニューオータニが見える噴水エリアに着くと向かって右手に大阪城公園駅まで続くお目当のショップ群が現れパンケーキ屋が二軒並んでいてともに行列ができていた。

さて、このように大阪城は物凄い数の外人客で溢れているので、ここはアレックスカーの提言に従い、入城料を大幅に値上げすべきだろう。今のように千貫櫓、焰硝蔵に天守閣で1200円とか花見もできて、黄金の茶室も拝める西の丸庭園が300円とかいうような破格値ではなく、外堀からなかに入るので3000円、天守閣はさらに5000円にするべきだ。西の丸庭園は1万は取るべきだ。その収益で石垣の修復や焼失した櫓や塀を元どおりにするのか至当だろう。当然ながら山里曲輪から極楽橋に降りていく通路をアスファルトで固めるなどという馬鹿げた処置は無しにしてきちんとした風情のある道に戻してもらいたい。