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古本屋日誌

2019-03-18 12:42:00

今朝はよう晴れていて春たけなわで、近所の関電の所有地にはかなり前からつくしがたくさん伸びてきています。

昨日お客さんの自宅まで買取に伺い、あれこれお話しましたが天牛堺書店の破綻の一因は客のマナーにあるのではないかとのことでした。なんでも新刊の書籍のスリットなどを抜き取って古本の棚に移動させてレジに持ち込んでえらい安い値段で買おうとするバカがたくさんいて、仕方なく古本の値が張りそうなものにはいちいち「天牛堺書店」と書いたテープを貼らなければならなくなり、その手間が煩雑な上に、そのテープを剥がして今度は新刊書籍に貼ってレジを通ろうとする輪をかけたバカも出てきて大変で、売り上げに影響するのみならず、社員の士気も下がってしまったという。

まあそれはそうかもしれないけど、破綻の一因とまでは言えないでしょう。

お客さんの本棚には岩波書店のハードカバーの「南総里見八犬伝」全10巻やみすず書房の「孤独な群衆」フランドル著作集の「夜と霧」、現代書館のビギナーズシリーズ、勁草書房の「井上光晴作品集」谷川健一のハードカバーの「青銅と神の足跡」金達寿の単行本など面白そうな単行本がありましたが、これらはすでに文庫化されていて、そちらは人気があるが単行本には客がつかないとか、既に過去の作家となりそもそも全く人気がないなどの説明をしました。