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古本屋日誌

2019-03-08 17:44:00
パコ・ロカの「皺」を入手しました。
2011年刊行のフランスの老人ホームを描いた漫画です。72歳の元バンカーはアルツハイマーで息子相手に「お客様は資産状況は十分ですが、奥様が働いておられないのでご融資は出来かねます」とか言うのです。
表紙カバーが老人ホームで知り合った老婆と窓際の席に座りオリエント急行に乗車している気分で風に吹かれて楽しげだが、頭の蓋が取れてこれまでの思い出が一枚一枚の写真の形で次から次へと飛び去っていきます。ぜひお読みください。
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まじめにやらない古本屋て面白いですよね。とにかく相場とか本の値打ちとかには関心がなく適当に雰囲気で値付けして行く。岩波新書の「個人主義の運命」や「認識とパタン」なんかは古いから30円にする。岩波文庫の「近世風俗志」と全5冊揃い、極美も「まあ2000円くらいにしとくか~~」てな具合に決めて行って「1000円もこうてもろておおきにー、店の前の本の適当に3冊ほど持って帰ってな」とか言うています。
お客さんは本も買いに来るけど世間話をしに来るので、勢い話が長なってなぜか将棋盤を持ち出して対局することになり、レジに別の客が本を持ってきたら将棋盤を退けて「よう、お越し」となる。

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