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古本屋日誌
2019-03-07 12:54:00
今朝は昨日の昼からの雨も上がり、どんよりとした冬らしい天気で肌寒い。
中公新書の新田潤美「階級にとりつかれた人々」を入手しました。階級社会イギリスの姿を余すところなく活写した名作です、ぜひ求め下さい。2カ所ほど赤い線引きがございます。著者はイギリスのミドルクラスの子弟が通う学校に通学していたが初めに通ったところは中産階級でもアッパーミドルの学校で英語の話し方も微妙に違い、テーブルマナーも独特でデザートもたとえアイスクリームだったとしてもスプーンだけで食べることははしたないとされてナイフとフォークを使うように言われたりしたが、やがて転校した学校ではそういうことはなく、さらに転校した学校では最初の学校と同じようなマナーが教えられたという。
アイスクリームをスプーンで食べないというのは合理的な思考ができていない証拠でイギリスの中産階級はバカなのではないかと思うけどね。まあ王室などという身分制度をありがたがっている段階で思考が硬直化していると思うから当然ではあるね。
階級にこだわることは差別を固定化したい欲望なんだが、差別自体は悪いことばかりではなくいわゆる
ノブレス・オブリージュ
が差別ゆえに考えられていて、上のものが我が身を犠牲にしても下のものを指導していく姿勢や、戦時にはそれこそ文字通り死を厭わず勇敢に戦うわけだから、日本の金儲けしか頭にない金持ち連中とは違いますな。
