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古本屋日誌

2019-02-25 12:08:00

今朝は春本番を思わせる陽気で雲ひとつない青空が広がり気温も高く風もありません。

先日NHKの再放送で「暴走する原発に突入せよ」というドキュメンタリーをやっていた。福島第1原発3号機が空焚きとなり炉内の水位も計器が信用できずわからない状態で、どうしたら効率的に注水できるかを探るためにどうしても3号機の中央制御下に入って40からある水位計を一つ一つチェックして信頼できる機器を探し当て、それを元に建屋に入って水位を確認する必要が出てきた。

中央制御室にしても建屋にしても放射能の数値はものすごいわけで、ここへ短時間とはいえ入って作業するとなるとみな二の足を踏みますよね。結局孫請けの「信和工業」の社員5人が「どうしてもやらなければならない」と覚悟を決め任務を果たしたとの話だった。5人には放射線量を測る計器も一台しかなく、安全を担保できるノウハウも用意されていなければ手順も何もないわけです。これと合わせて4号機の上に蓄えられてあった使用済み燃料プールを冷やすために注水するように要請されたはいいものの、手順やリスクマネジメントが全く用意されていなかった話も収録されていた。所長の吉田は東京電力の本店に「冷やせと言われてもどうやったら危険が生じて爆発するのかとか何一つ用意できてないやないか‼️ええ加減にせーよ」と激高していた。

東京電力の社員には計器を正確に読み取れる能力もなければ生死を分ける現場にあえて行こうという精神力も欠如していたわけですが、まあ戦後の日本は危機は全てアメリカに丸投げして「戦争はない、しない」とか「原発は安全です、事故なんかない」とわけのわからない妄想を逞しくしていたわけですから、東京電力を責められるわけありません。