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古本屋日誌
しかし天牛堺書店は破産を選択したのだが、民事再生は十分可能だったのではないのかなあ。
だって去年の段階で売り上げが18億からあって、負債は16億程度なんでしょ、古本の営業所は10カ所あったわけだから均したら一カ所で年間2億くらいいってるわけだから立派なもんだ。銀行に頼んで再建計画を出せば合理性があると思うんだけどなあ。
天牛堺書店はその店舗はどこもかしこも駅近、駅ナカ、高島屋の中、オープンしたばかりのイオンの中というような交通至便、つまりどの業種にとっても垂涎の立地だったわけだ。銀行にとっては天牛堺書店なんかではなく、飲食店やブランドショップにして金を貸した方が儲かるとの判断をしたのではないのか。
まあ銀行は所詮金貸でしかないわけだからそれが金儲けにとって合理的な判断なのかもしれないが、われわれ客の側からしたら腹がたつ。そんなどこにでもあるような飲食店 や、くだらないブランド店こそ不要と思うからだ。
ナオミクラインが主張した「ショックドクトリン」を今回も発動したのではないかと勘ぐりたくなる。「ショックドクトリン」とは地震や大火などの自然災害を利用して今まで手がつけられなかった地域を「ここは事故が起こったら緊急車両か入れないから」とか「津波が来たら水没する危険性のある地域だから住むのは危険だ」などともっともらしいことを言って全体を地上げしてあとは道を広くしたり、一部公園を作るなどするが大半は高層住宅やショッピングモールにして利益をあげるという手法のことだ。
だいたい大阪は特に合理的に金儲けしようという考えはなく、堺東など高島屋の中に巨大な敷地をとって古本屋の天牛堺書店があるわけだし、天下茶屋の南海と地下鉄を直結するビルにも大きな天牛堺書店があったわけだ。天下茶屋など関西新空港から大阪市内へはいる玄関口なもんだから、外国人もいっぱいいる、外国人て日本語はほぼむりだろうから古本屋はスルーしてしまう。
金儲けを普通にしたいという合理的な思考があれば、古本屋などというおかしなものに地所を割ることなどなく、飲食店やブティックやブランドショップしたほうがよっぽどいいわけだ。全国どこでもそうしている。しかしなあそういう金儲けばかりして何が面白いんだろうかね?
つまり大阪は金儲けなんかどうでもいいと思ってきた街だったし、そう振る舞ってきたのにバカな連中がその伝統を破壊しようとしているのは腹だたしい。
昨日所用で阪急電車の淡路駅から正雀に行かなあかんことがあり、準急でとりあえず上新庄まで出て次の駅で特急やら快速急行やらまた特急やらと三本もの通過待ちがあり、その間延々とドアを開けっ放しにした車内で待たされでイライラした。阪急電車は線路がたったの2本しかなく、特急やらをそれなりの本数走らせようとなると普通しかとまらない駅はこういう扱いを受ける。
その点京阪電車は萱島まで複々線となっていて、たとえ普通しか停まらない駅ですら、大して待つこともない。どう考えても京阪沿線の方が便利で都会的ですわ。
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