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古本屋日誌

2019-01-24 10:38:00

今朝は少し気温が低うて、郵便局にお願いに行くのに今シーズン初めて手袋をしました。

河出書房から火野葦平の「天皇組合」が復刻、戦後あちこちで雨後の筍のように相次いだ「俺こそがほんまの天皇や‼️今のんは北朝の流れを汲んでいるから正統やない」という例の熊沢天皇みたいな事例をパロディにしたもので、かなろ笑えます。ぜひお求めください。 

この小説は昭和25年の発行なんだが、当時は名古屋の熊沢天皇を始め全国に10に余る天皇が乱立し、それぞれに系図や三種の神器やらを誇示してその正当性をアピールしていました、どのお方も算数の知識すらお待ちでないようで楽しいわけですが、火野葦平の小説では九州の天皇の息子が女と東京に出て全国の天皇を集めて「天皇組合」をつくりそのパワーで持って現在の天皇に対抗しようとします。労働組合をパロってるわけですが、労働者は確かに利害はそれなりに一致しているからまとまる意味はあるんですが、万乗の君ですよね。

全国の天皇が自分の利害をひとまず置いてまとまるとは到底思えませんよね、だって天皇は1人でいいわけですから、全員敵です。さてその結末は………。