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古本屋日誌

2019-01-17 18:17:00

今朝はかなり寒かった、久しぶりにお休みなので朝寝をして、雄猫が起こしに来るまで寝ていた。早起きて外へ出してくれとのリクエストなんだがねまで9時半くらいまでグズグズしていた。

ようやく大判になった「プレイガイドジャーナル」「ぷがじゃ」をまとまって入手できました。70年代のジャーナルは判型も小さく執筆者も今から見てもわけのわからない連中が多くて面白さもあるものの、つまりは読む価値のない文章も多かった。ところが大型化して一新したものは中島らも、いしいひさいち、蛭子能収、内田春菊、関川夏央、鴻上尚史、川崎ゆきおなどの面白い話が毎号載っていて、面白い。

蛭子能収がテレビではああいうおとぼけキャラだが、映画評論は非常に的確で、全くの別人としか思えないし、「ガロ」によく載っていた「私は馬鹿になりたい」をはじめとする漫画は人生は無駄であることや、余ったヒマな時間をどう使っていけば良いのかわからなくなり、ギャンブルにのめり込んだり、犯罪に手を染めたりする様々な人間があくどい絵柄で表現されていて心打たれる。

蛭子能収は1986年の「ぷがじゃ」のエッセイでニュースステーションで久米宏がアランドロンを番組に呼んだ時の話を書いていて、久米宏がアランドロンにたった5分しかインタビュー時間を取らなかったことを批判し、さらに「ドランが『テロが起きるのはフランスはいろんな国から移民を受け入れすぎたためだ』と言ったところ久米宏はドランには何も言わず番組の最後で視聴者に向かって『テロは嫌ですけど、移民を受け入れなくなることも嫌ですね』と言って終わってしまったのはどうなんだ。まずドロンにそう言うのが筋だろう」と書いています。久米宏は大衆受けすることしか頭にない人だから仕方ないでしょう。

蛭子能収は大阪のタクシーに乗ったとき「お客さん、あれやでギャンブルはやったらあかんで、わしの連れでもやったったのあるけどみんな会社辞めてしまいよった、ギャンブルやるやつはクズやで」と真剣に言われてやり取りするうちに運転手が創価学会の信者だとわかってきて、さてどうするかというお話でなかなか楽しい話ですのでぜひお求めください。