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古本屋日誌
今朝は冬空で厚い雲に覆われているものの、なぜか気温は高く過ごしやすい。
早くも20万部を突破し評判の新井紀子の「AI vs 教科書が読めない子どもたち」を入手しました、ぜひお買い求め下さい。
新井紀子は人工知能の精度を高める研究を行っていて「東ロボくん」なる人工知能を鍛えて東大の入試を突破できるくらいまでに育て上げるプロジェクトなんだが、数学や社会などはかなりいい線いくのだが、英語や国語は思わしくなく模擬試験では偏差値57くらいまでしかいけていないという。理由としてAIには理解という作用がないし、我々が判断のもとにしている常識も欠落しているので選択肢を識別させるだけでも膨大なデータの読み込みが必要となるからだという。
現代文のマークシート問題では傍線部付近に使われている単語を調べ上げてそこに出てきている単語と選択肢の単語を比較して一致する個数の多い選択肢を正解として選ぶのだという。まあそんなことしてたらあきませんよね。英語でも「あとちょっとで本屋に着くさかいな」「⁇」「あーようあんねん、ようあんねん」「塩梅しとかんとあかんでー」「今度はきつうにしとくよってだんないわ」というやりとりの「⁇」に入れる表現を選ばせるやつでAIは「ちょっと!あんたもう着いてるで‼️」をえらんでしまう。もちろん正解は「あんたなあ、靴のひぼがとけてるで!」です。
新井紀子は人工知能は人類に刃向かうようなことはないし、人間の知能を超えることもないが、すでに大学入試でいえば偏差値57、MARCHくらいのレベルに達していることは脅威だともいう。それは今の子どもたちの文章読解力が低下していてAIのレベルにも遠く及ばない子どもがたくさんいるため、人工知能によってこれらの子どもたちの就いていたであろう仕事が奪われてしまう重大な危険性があるという。
それどころか今の様々な職種の半分くらいはAIに置き換え可能だから早晩人間は職を失ってしまう可能性があるとまでいう。
新井はなんでも読解力がない子どものために力をつけさせるプロジェクトもやっているそうだが、そんなもんうまいこといくわけがない。社会の中で適合できないバカをどうするかという問題は大昔からいろいろ考えられているのだが新井紀子のような解決法は最も意味のないものだ。もっとちゃんと勉強してもらいたいものだ。