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古本屋日誌
2018-12-25 11:21:00
今朝は少し冷えましたが、冬空ではなく晴れているので気温は次第に上がってきていて、過ごしやすいです。
夜前テレビドラマ「犬神家の一族」が放送、金田一耕助役は加藤シゲアキでした。石坂浩二の時は髪をかきみしる例のシーンでフケが飛んで下に落ちるシーンが強調されてましたが、今回はただ髪をいらうだけで不潔感が伝わってこなかった。
皆様も重々お感じでしょうが、横溝正史は探偵小説としては落第で、合理性を無理やり否定し、読者には知りようもない過去の怨念に犯罪のソースを求めようとする姿勢は何度読んでも不愉快です。殺人の動機は遺産をわが子に相続させたいなわけですが、そのために直ちに他の息子を手にかかるというのがまずよくわからない。財閥のご婦人方はそのようなワイルドな手法がお好みなんだろうか。
犯人の息子、スケキヨは復員したにもかかわらず、実家に姿を見せない。その理由が「ビルマ戦線で自分の責任で部隊を全滅させてしまったから」というわけですから、到底理解できるものではありません。ビルマ戦線はインパール作戦が連想されますが、指揮官の牟多口など特に責任を感じている様子もないし、一介の部隊長風情が責任を感じるというのは不思議だ。