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古本屋日誌
2018-12-24 13:11:00
今朝は打って変わって気温が低うて、冬らしくなってきました。
ハラリの「ホモデウス」は戦争や伝染性の病を克服した人類の課題が語られてありますが、家畜が人類と共存するようになり、野性の他の獣に比して圧倒的に有利な生育環境を得て繁栄している一方で、個々の家畜は狭い畜舎の中に閉じ込められ、生涯身じろぎくらいしか許されない過酷な環境下にあることも書いてあります。とりわけ豚の飼育状況を示す写真が「大半の豚は隣の豚との隙間もないところで生涯を送る」とのキャプション付きで載っていて、まあ予想はできていたとはいえショッキングですね。
ちょっとその後カツカレーやトンカツを食べるたびにどこかにこの写真が出てきてしまうので困りました。乳牛も人間が毎日搾乳してやらないと乳腺炎になって命に関わりますから、もはや人間と共存するしか手がない道を選んでいるわけです。豚にせよ牛にせよ種族としては正しいせんたくであり、そのように人間に飼われていないイノシシやオオカミなどを圧倒的に引き離して繁栄を極めています。ただ一匹一匹を見てみると昔より幸せになったとは到底いえない。むしろ人に近づかない選択をした方がよかったように思える。
われわれも実はハラリも言うように実は豚や牛に支配されていて、懸命に毎日お世話させてもらっているともいえますね。乳牛を毎日搾乳するのは大変な労力だし、豚の世話も大変だしそれこそ家畜さま中心の生活を強いられているともいえますな。そういうのをなくしたフリーな生活とはいったいなんなんでしょうかね。