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古本屋日誌

2018-12-09 16:41:00

今朝はえらい寒い。死んだサビ猫は嫁が段ボールにバスタオルを敷いて入れて、上からタオルをかけて餌を入れていたおわんを置いている。本当に歩けなくなるまであっというまで残念だ。死んでしまう前の晩、いつも二階で寝ている私の布団にはいってくるのだが、足がもつれて階段の途中から転がり落ちてしまったようだった。大きな音がしてそのあと元気な二匹の黒猫が枕元まで来てニャーニャー鳴く。起こった事件を健気にも知らせたかったようだ。月曜日に火葬にしてもらう。

井上章一が幻冬社新書で「大阪的」を出した。大阪のおばはんは下品だとか、飴ちゃんをもって人に配るとかの類の大阪を差別する言動の起源を探る本だ。井上は谷崎の著作を引いて彼が関西に移住した頃大阪の婦人はしとやかで、控えめだとのイメージがあったのだが、関西のテレビ局が少ない予算で面白い番組を作ろうとして素人のおばさんを起用し続けたために、今のような下品なイメージが生まれたという。テレビ局はそういうおばさんを探して何回も選考を重ねていたということだから、ヒマな連中だ。井上は論じていないが、日本で許される差別は大阪を叩くのが代表の地方差別とB型を叩くのが定番の血液型差別の二つであることをはっきりさせないといけない。

だから在阪のテレビ局のやつらは自ら地方差別に加担したわけで、それが商売になるし、国民からも面白がられて受け入れられると踏んだわけだ。