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古本屋日誌
2018-12-04 13:03:00
なぜか蚊が出てきてかもうとする12月です。天気予報では少し雨が降るとのことでしたご、朝には上がっていて蒸し暑い。
以前ある街の古本屋に雇われて店番や仕入れ、さらには古本市の設営や撤収作業をしていましたが、よくわからなかったのが店主の本の並べ方でした。文庫本は仕入れた当初は店の本棚にランダムに並べるんですが、翌日には店主が「あのなあ、岩波、ちくま、講談社は割と色が揃うよってにその辺に散らばってあるやつを集めておんなし棚にいれておくれんか」というわけです。だいたい昼からは毎日のようにお客さんから買取の依頼があるので早うに向かわなあかんので、私はほとんど無視してやりませんでした。そうなると社長は自分で文庫本の整理をああでもない、こうでもないとやりだして、またそういう時に限って何人かの客が店に入ってきて、文庫の棚を見たがるわけです。「おまはん、何してはりますのん?」「いや、岩波は岩波、時代小説は時代小説ゆうふうに並べよおもてね」「そないなもん、せんかてええ、チョロチョロされたら探しにくいやろ」「そうかて、きちんとして欲しいゆうお客さんもいはりますんやわ」てな感じで客とケンカしてしまうことがしばしばで、私には理解不能でした。