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古本屋日誌
2018-11-21 12:40:00
今朝も朝方は寒かったが、日がてるに連れて気温は高まり、ひなたでは暑い。
評判の平川新の中公新書「戦国日本と大航海時代」を入手しました。
以前からイエズス会やら日本にキリスト教を広めようとしていた宣教師はスペイン国王やポルトガルのそれの尖兵で、洗脳して戦闘意欲を失わせてから侵略しようとしていたことは言われていました。まあコルテスにせよコロンブスにせよ、インデァンに加えた蛮行を知っている我々からしたら、日本や明国に対してもおんなじ様なスタンスだったんだろうとは容易に思えました。この本はさすが天下の碩学、内外の文献、就中宣教師どもが本国に伝え送った書簡や報告書を博捜して、やれ「明国は今が征服のチャンスです」だの「日本は戦闘力がただならないので、しばらく布教を続けて機会を待ちましょう」だの「明国に出兵する時は日本からも1万人以上兵を出せます」だなといういちびったことを書き送っていた事実を明らかにしました。
こういうのを読むと秀吉の朝鮮出兵は頭がいかれた誇大妄想狂の蛮行とはとても言えず、侵略を企てていたスペインやポルトガルへの布石であり、ヨーロッパ列強に対抗して朝鮮、シナを制圧していきたいということだったとも思えます。朝鮮出兵の軍事的なプレゼンスのやってヨーロッパ列強は侵略を思いとどまった、徳川三百年の平和は実は秀吉の出兵によってもたらされたとも言えるわけですね。