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古本屋日誌
今朝は薄曇りで次第に冬らしい曇天になりつつありますが、昼前には晴れてきました。灯油のストックが一缶になったので、小さめのトレーラーで売りに来たにいちゃんから18リットル1850円で買いました。
いま谷町四丁目の大阪古書会館で古本市が開催中です、皆様ぜひお越しください。それにしても古本屋の扱う品物は多様化して流通している書籍はもちろん、古文書からレコード、チラシ、肉筆、手紙、地図、掛けじ、絵画、筆などの書道の用具、あれこれあれこれととても1人では扱いきれないほど多種多様なジャンルを扱っています。しかしこのところお客さんから「お前んとこにあらへんのか?」と尋ねられるのは昔新聞に挟み込まれていた広告です。大昔は引札なんですが、ああいう木版の凝ったものはずいぶん前から高い値段が付いています。そうではなくわら半紙で両面に、ガリ版印刷されたような昭和40〜50年代の折込チラシなんです。「ECCゆう、英会話の学校あるやろ、あれなあ小汚い茶色の紙にいろんな外人の顔写真が載ってたり、細かい学校のシステムがびっしり刷ってあるんやわ」とのことで風俗資料として使われるようです。
大阪のひとが好むものはだいたいは野暮ったい、古色蒼然とした、ざんないものなんですが、印刷物はなぜか昔からハイカラでええかっこしているものがたくさんあります。今はもう無い、ホテルになってしまっていますが、ミナミの巨大キャバレー「メトロ」は円形のドーム構造で中は柱が見当たらない、東京ドームのような面白い建築でした。私はどう考えても中之島の中央公会堂なんかより立派な建物だと思っていますが、保存もされないし、資料も乏しい。
エントランスには左と右に大勢のホステスが並んで指名がない場合は自動的に前に並んでいる子が付いてくれるシステムでした。そのホステスの紹介をしているチラシや毎晩開催しているグランドショーの内容を説明したパンフもあって、これも非常に洗練されていました。