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古本屋日誌

2018-11-08 14:00:00

今朝もええ天気で暑いくらいで昨日の晩はやぶ蚊が部屋の中を飛び回り久しぶりに耳につく「ブーン、ブーン」の羽音を聞きました。

雑誌「大阪春秋」の17号から113号まで97冊を入手しました。少しやけがありますが、コンデションもよく資料的な価値もあるし、自由な編集方針で対立する意見がそのまま載ったりして読み物としても一頭地抜くものだと思います。惣菜会社の社長の堀内宏昭が毎号巻頭言を書いていて、大企業や大阪の商社への容赦ない批判が書いてある。政府から優遇されて利益を壟断している、これが大阪経済のガンなんだという一方で当時の三和銀行や阪和興業やらの大きな広告も載っている。

御堂筋を作った際に「最終的には地価が上がって利益を受けるのだから」という理由で土地を召し上げられたのに加えて、相当路から離れたところまで負担金を大阪市が課したことに関して、座談会では批判が噴出して収拾がつかなくなる様子がそのまま書いてあってこれも面白い。

当時の雑誌はあれこれごちゃまぜの魅力があってこれはなにも「大阪春秋」の専売特許ではなく、70年代の「少年ジャンプ」なんかでも読者アンケートは全然よくないのに「はだしのゲン」を連載したりしてましたね。