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古本屋日誌
今朝もええ天気で快適です。
上本町6丁目の千日前通りに面した350坪は優にあろうかという正方形の土地はもともとオフィスビルだったが、完成しても使われることもなく放置されて、やがて仮囲いが設置されて立ち入ることもできなくなっていた。やがて解体工事となって今やテレビでも広告が流れるタワーマンションの建築が発表された。実はここすぐ北側の創価学会の大きな建物に隣接した、元はモータープールの土地も地上げが完了して35階建のタワーマンションになるという。ここはだいぶ前から地上げが行われていたが、長らく二階建ての倉庫のようなビルがポツンと一棟だけ残っていたところであった。
こういう地上げの時は早くに賠償金をもうて出て行った人や近所の羨ましい人から「ずっと居座ってる人は吊り上げようとしてるんや」とまことにどうでもよいあだしごとが囁かれる。
以前枚方の渚南町に住んでいたが、その四戸1の長屋でやはり地上げがあった。大家は枚方市駅の近所の地主で豆腐屋を自分はやっていたが、息子に障害があり、渚南町の長屋の一角を作業所に提供してバザー向けの商品を作っていたが、大家も歳を重ねて老後のことを考え、作業所も含めた長屋のスペース全体を解体してマンションにしたいということのようだった。長屋の住人を集めての説明会が3月にあって、「9月までには明け渡してほしい、次の住居の足しに30万出す、また今月以降の家賃は出て行ってもらうのにもらうことはできない、宿替えの費用も出す、いらない家具などは置いて行ってもろてかまわへん、すまんけど、それでええかどうか返事をほしい」とのことだった。私は家賃もいらんゆうことやし、かまへんけどなとは思いはしたが、しばらく返事せずにいたところ、長屋の住人がやってきて「あんたなあ、うちとこはもうそれでよろしいゆうて家主にゆうたで、あんたとこだけごねとったら、宿替えの30万ももらわれへんし、困るやないの」という。
別に早く出て行きたかったらそう家主にゆうて金をもうたらええだけやのに変なことを言うなあと思いました。世間にはバカがいろいろいるものです。