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古本屋日誌
今朝も雨で夜中はことに雨脚も強うて、家の窓を閉めに回りました。
京橋の藤田美術館は例の曜変天目茶碗を所有していることでも有名ですが、このところ「長期休館中」で、2021年ごろにリニューアルオープンする旨ホームページには書いてあるのですが、展示館は藤田家の蔵を改装したもので、築年数が古いので、その費用にたえられるのか心配していました。
報道によれば藤田美術館はアメリカのオークションに中国美術の名品を30点あまり出品して合計300億円あまりの売り上げを記録した。南宋時代の陳容の掛軸には60億円近い値が付いたそうだ。さすがは藤田伝三郎だけのことはあるなあ、松下幸之助が大したコレクションを残していないのと好対照で、とにかくなんでもいいから買うという姿勢がコレクターには大切だ。その点大した目利きでもないのにとにかく値切ろうとした松下幸之助はバカだ。
バイヤーは誰なのかまあわからないが、中国の名品はこんなに高う売れることがわかったのは驚きだ。中之島の「東洋陶磁器美術館」もようけ青磁や白磁の名品を持っているわけだから、少しオークションに出したら別館でもなんでも建てられるくらいの資金を得られそうだ。長澤まさみ主演のテレビドラマ「コンフィデンスマン」に自分らで描いた油絵を1920年代のキュビズムの先駆的な作品だと偽って銀座の画商の石黒賢に3億5000万で買わせる話があった。まあ自分で長澤まさみやら東出昌大やらが適当に写真を見て描いた絵が評価されるとかいうのはバカバカしいが、そういうこともあるかもしれないと思わせられる。今「浪花百景」はいい刷のものでも1万円くらいで買える時がある。これはいくらなんでも安すぎる。100枚のセットでも500万くらいで買えたりするわけで、皆さんどこに目をつけてるのか不思議だ。
藤田の邸宅は蛍狩りが楽しめる料亭「太閤園」にこの美術館、大阪府の公館、さらに広大な庭園となっていて、庭園は一般に公開されている。