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古本屋日誌

2018-09-16 10:57:00

今朝はまた蒸し暑なって作業していると汗みずくになりました。去年までは9月といええろう暑うて、秋のかかりだという雰囲気は皆無でしたが今年は気温も下がり風も出てきてしのぎやすかったのに残念。

古本屋の商品である本を集める方法ですが、お客さんからお電話をいただいたり、ご紹介いただいて買い取るのは一応あるのですが、基本的にお客さんからの買取はなかなか欲しいものがなく、お売りいただいたものの半分以上下手をしたら9割方は処分しています。他に私は大学に伺って営業しています。研究室に行ってご不要の本を買い受けるのですが、専門的な本はなかなか価値をつけるのが難しく、しばらくお預かりしたら知り合いのその分野の本屋に頼んで査定してもらっています。先日はある先生のところに行って本棚を拝見していたんですが昭和46年発行の角川文庫「八つ墓村」の再版、つまり白い背表紙のやつがあり、「先生ーこれね、私まだ手に入れたことがないんですよ、これからまたええ本があったら持ってきますよって譲ってもらえませんやろか」などと頼み込んで「ああ、まあかまへんよ、しゃーけど、再版やで」と鷹揚にお譲りくださいました。初版だけが白い背表紙ではなく、再版や以前見たものでは4刷でも白い背表紙のがありました。

他には廃品回収の業者さんにお願いして本が出た時に持ってきていただいて全部買い取るというのがあります。同じようなやり方ですが、図書館の廃棄本を手に入れる方法もあります。だいたいの図書館は蔵書を収納するスペースに苦慮しておられて、毎年二回くらい一人100冊までただでいただけることがあります。確かにカバーに保護のシートが貼ってあったり、蔵書印があったりしますが、読むぶんには何の支障もありませんし、汚れている分安く売ることもできるのでありがたい存在です。あと喫茶店や特定郵便局、銀行などに置いてある週刊誌、これもきれいな状態のが多いし問題なく売れます。それから以外に大量にお譲りいただけるのご海外の邦人がぎょうさん勤務している町です。故郷の情報が恋しゅうてかなりいろんな分野の本をお買い上げのようで重宝しています。

というわけで古本屋はほぼゴミ屋であり、ゴミ屋に徹することでいい本が手に入ると思います。