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古本屋日誌
少し蒸し暑いですが、暑さもひと段落ついた感じですね。先日西部邁の「剥がされた仮面」を入手しました。西部は中沢新一を東大教養学部に招こうとして、手続きはなんの問題もなく進んでいたのに、折原浩らの策動で「中沢新一のやってることは実証的ではない、学問とは言えない」「選考プロセスに問題があった」とのキャンペーンが行われて結局教授会で、採用が否決され、西部邁はこれを問題視して大学を辞めました。
まあ中沢新一のやってることは私は全く馬鹿げていると思っていますし例の「大阪アースダイバー」なる本も適当な古代礼賛、けむにまくような内容で全く感心しません。まあしかし大学で招くと決めたんだったらそうしたらいいだろうし、西部邁の怒りには共感できます。だいたい「翁童論」を書いて高僧の悟りはジェットコースターに乗ってる際の無我の境地と同じだとか、赤ん坊と老人は形も精神もよう似ている(赤ん坊も年寄りもシワシワだし、言ってることもともにようわからん)から古代人は老人が死ねばあの世では赤ん坊に生まれ変わると信じたとか主張している鎌田東二が京大の先生になってるわけですから、中沢新一でも問題ないでしょう。天牛書店では鎌田東二の本はオカルトコーナーに置いてありました、正しい判断ですね。
西部邁はこの本の中で東大の教師はバカが多くていったん採用されたら安心してその後20年経つのに単著はおろかまともな論文すら書けない教授がいっぱいいることを批判し、教授に採用の年限を設けるとか、アメリカ式に業績が出なければ解雇するような処置が必要だと言います。まあそりゃそうでしょう。東大でもその程度だし他のどうでもいい大学はあってもなくても誰も困らないでしょう。講義といっても大した内容をやってるわけでもなく、普通にちゃんとした本を読んだ方がよっぽどましです。あんな講義に年間140万も払わすとはその厚顔無恥ぶりには恐れ入る限りですね。まあ払う方もバカですな。