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古本屋日誌
昨日は初めて比叡山に登りました。京阪の比叡山巡拝チケットを使いあわよくば坂本に降り立って日吉大社や石山寺に行きたいともくろみましたが、出たのが9時過ぎだったので坂本ケーブルで滋賀に行くのはかないませんでした。高野山と違い観光地化されておらず、山あいに東塔、西塔、横川の寺院群が点在するスタイルで、食べ物屋もあまりなく、土産物屋も数える程でした。根本中堂は国宝で現在の覆いを上からかぶせて修復中でしたが、見学はできておじゅっさんの話では徳川家光の命で1630年ごろに建てられたそうで総欅造りで、巨木を全国の大名に持ってこさせ、牛や馬は入るのを禁じられているので人の手で山頂まで引き上げたのだとのことでした。
西塔の釈迦堂で20分くらいお寺の方から由緒や来歴の説明があり、450年前の信長の焼き打ちのために三千あった堂塔はことごとく燃え尽き、また巨木群も灰となったので樹齢450年を越す木はないという。現在根本中堂が修理中であと8年したら完成するがそのあとはこの釈迦堂の修理にかかる予定で釈迦堂は700年前の建築でもともとは三井寺にあったものを移築したものでその際冬の降雪に備えて屋根の傾きを大きする補修を施したが故に現在も国宝にはならず、重要文化財のままなんだが、八年後には国宝に指定されるだろう。とうは薬師如来をお祀りしていて、病に苦しむ生身の人間を救う、西塔は釈迦如来で人の過去を司り、対して横川は観音菩薩で未来で三ヶ所回ることで比叡山に参ったことになる。という話でした。
まあもう、450年も経ったら信長の所業への怒りもないわけだし、逆に焼き打ちのことは大河ドラマにしても何にしても人口に膾炙していて、みんな知ってるわけだから信長さまを懲らしめるイベントとか焼き打ちの証拠はココだ!とかのイベントをやったらいいのになあ。私は小さいとき大河の「国取り物語」を見て高橋英樹扮する信長さまが馬にお乗りになりまして坂本から叡山に駆け上がり焼き打ちの指揮を取っておられるところに近藤正臣扮する明智光秀が伏し拝んで神仏を破壊する無謀を説いたところ信長さまは「光秀、教えてやろう、あれは木とかねでできとるんやど」と心底不思議そうにゆうシーンで感動しました。
前に高野山に参拝したとき話をしてくれたおっさんは「比叡山は全山焼き打ちにあい、一堂残らず焼け落ちたとかゆうてるけど、発掘したらそういう焼けた地層がでてけーへんねん、不思議やな」とゆうてました。