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古本屋日誌
2018-07-19 10:49:00
今朝も思いっきり暑うて閉口します。メス猫は外出してアゲハを見つけて狙いを定めておどりあがりましたがもちろん余裕で逃げられました。
ようやく島本理生が受賞、しかし直木賞です、まあ本来は又吉直樹が「火花」で芥川賞を取った時に受賞すべきだったのに、わけのわからん芸人風情に賞をやるために涙を飲んだわけです。その時の「夏の裁断」は今月文庫本になりましたが、ごく普通に読んで「火花」なんかより明らかに出来は上で、政治的な力学で受賞が決められるのはバカバカしい。又吉直樹の作品はそれなりに面白いだけで文体の完成度はなくエンターテイメントであり芥川賞にふさわしい作品ではないが、島本理生の作品は流れるような文体の美しさがある上に分かれた男から依然として苦しみを与え続けられて苦しむ女の心情が綴られて心を打つ。
大宅賞も同じことがあって2010年は上原善広の「日本の路地を旅する」が受賞したが、これはたいした作品ではなく、明らかに森功の「同和と銀行」が他を圧していたのに受賞を逃しています。まあ森はその後大宅賞を受賞したからまあいいかなとは思いますけど変な力学に左右されることのないようにしてもらいたいものだ。