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古本屋日誌
夜前は昨日に比べたらまだ風があってクーラーをつけて寝なくても大丈夫でした。うちの母親はクーラーがないと寝られないタイプなんですが父親は逆に汗をかいて寝るのが好きだというおかしな人でいつも寝るときはつけたら消したりバカなことを二人でやってました。
楳図かずおの「洗礼」の小学館文庫を手に入れました。母親がかつての美貌を取り戻すために自分の娘の頭に自分の脳みそを入れて娘になるという話です。荒唐無稽なお話ですが、娘のからだを乗っ取った母親は娘の担任の教師と結ばれたいとその嫁をいびり出そうとします。しかし担任の教師の愛情は自分には向かないとわかり、とうとう教師の妻を捕まえてその脳みその代わりに自分の脳みそを入れようと画策します。でも実は脳みその移植などは行われてはおらず、娘がいつまでも若くありたいという母親の気持ちを忖度しすぎて、実際に手術がなされたと思い込んで、あたかも母親が乗り移ったかのように振舞っていたというオチになっています。
なるほどねー、親からいじめられて育った子が我が子にまた同じようないじめを繰り返すことがあるのはだいぶ前に原田美枝子の「愛を乞う人」で見ました。石井光太のインドのノンフィクションでも幼い頃親から捨てられて犯罪者に拾われて体の一部を傷つけられてそれを利用して哀れみを乞うて金儲けさせられていた子供は大人になると同じような犯罪に手を染めることがあるという話でした。確かに母子接近は日常よくあることで、私が以前付きおうてた女もかつての連休中は家族で旅行に行くのが決まりやったんやけど、今回はやめとく、友達と遊びに行くゆうたら母親がえろうびっくりしとったわ」と何回かゆうてました。気にはなるんですね、なんか母親を裏切っている気がするし、かわいそうだと思うわけです。でもまあそこまでで男と遊びに行くわけなんですが、そうはいかないほど親との絆が強い子もいるわけで、そうなると親と心理的に一体化して同じように振舞ってしまう。
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