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古本屋日誌
今朝はまだ寝ていたのにえらいゆって起こされました。最初縦揺れが割と大きくて大丈夫かなと少し心細くなりましたが、その後の割合長い横揺れはさほどではなく、少し安心してそれでも20秒くらいはゆってた気がします。
お客さんの注文の品を郵便局にお願いしに行き特に日常と変わりはないのですが、来てるお客さんが饒舌で、「庭の大きな木を危ないよって今から切ろかおもてる」と話しかけてくるので「もったいないやないですかね」「いや、倒れて来てしもたら命にかかわるやろ」というようわからん会話になりました。北原糸子の「安政大地震と民衆」には地震を世直しだと待望する人たちのことが書いてありますが、そこまでとは言わないが、それなりにみんな生き生きしていました。
以前神戸の地震で友人が震源地近くの明石周辺に住んでいて朝まだき大きな揺れで起こされたが、電気はつかないし、寝室のドアは歪んで開かない、マンションの非常ベルはけたたましいので、なんとか外に出ようとしたはものの、肝心の眼鏡が見つからない。いつもベッドのねきの机の上に置いているんだがいくらまさぐってもない。視力は0.1ないし、暗いからもうめんどくさい、ねてまおー、と嫁と相談してそのまま寝てしまった。結局昼過ぎに起きてまだ非常ベルは鳴ってるのだが、いくらなんでも起きて眼鏡を見つけんとあかんとあちこち探したら、机の一番上のしまっている引き出しの中にありました。つまり地震の揺れで引き出しが開いてそこに机の上にあった眼鏡が落ち込み、さらに逆方向の横揺れで引き出しがパタンと閉まってしもたわけです。
この友人はなんで非常ベルが鳴ってるのに起きて避難しないのか不思議といえば不思議なんですが、つまりは連日の残業や深夜勤務で体がえらいんです、クタクタでとにかく休みたいそういうへんな心理状態なんですね。地震も怖いけど、こっちの方が非常識で怖い。
以前女と寝てる時に部屋の隅から赤ん坊の鳴き声がするとその女が言う。確かにかすれたようなややこのすすり泣く声が聞こえるのだが、こっちとしては今日も朝早うから11時くらいまで仕事で疲れきっていて、お化けも幽霊も霊もとにかくどうでもいいわけです。体が霊に反応しない。こっちはお化けと遊ぶいとまはないとすぐに寝てしまいました。