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古本屋日誌

2018-06-13 01:57:00

2010年に売り出されたモートラック70年はその当時最古のスコッチではないかと話題になり、梅田の「トライブ」のマスターがどういうルートなんかはようわからんのだが例の三角フラスコのような形態をした瓶を手に入れて来て3分の1ショット(10ミリ)を35000円で出すからという。なんでも店を閉めて貸切にしてモートラックを飲む10人程度の人だけ入れるのだという。この店では前にアイラのラガヴーリン25年を5000円で飲んだことがあり「ヨーチンの臭いがすると毛嫌いする人もおるからあんまりおすすめはできないよ」との警告もものかは、非常に複雑な味で素晴らしかったので、医者をしている友人と参加することにした。

当日はマスターがそのほかの酒も飲んでかまわんというし、シャケのハラスとかナッツの燻製とかこったつまみも用意してくれてモートラック70年はものの3秒くらいで臓腑にしみわたっていって、味も何もよくわからなかった。周りの人を見たら舐めるようにちびちび味わっている人ばかりで、さっさと片付けてしまったのはわれわれだけだったのが悔しかった。その後サントリーの山崎蒸溜所にも出向いて試飲カウンターで響30年を飲んでは見たがやはりうまいとくらいしかわからず、私にはウィスキーの味を鑑賞する能力がそもそもないことがよくわかった。この「トライブ」というバーは以前は揚子江ラーメンで深酒した後に締めだとして立ち寄る店だったが、その後マスターがテーブルにこびりついた油汚れなどをてづからゴシゴシ落として開店にこぎつけたんだが、この人はもともとはJリーガーだったというから人はわからないものだ。まああまりにも酒が好きなサッカープレーヤーでは大成はなり難いだろうからうまい具合に落ち着いたものだ。