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古本屋日誌
今朝は曇り空で過ごしやすいです。例によって天気予報の雨量予想はデタラメでとにかく大げさにいうのが取り柄なのでバカバカしい。大阪では的中することはなく常に「多いところではない200ミリ」という実際に降った量の100倍以上のことばかり、そのくせゲリラ豪雨は予測できず、また地下道が水没しているのにテレビは能天気な東京キーの「晴れてますね、暑くなりそうです」を流し続けるのだからあきれたものだ。
岩波文庫がこの5月に「明治150年に読みたい書目」として50点程度をあおりの帯をつけて、いくつかの書目は重版をかけて全国の大きな書店でフェアをやってます。その中に「ベルツの日記 上、下」がはいっていて、この本はオールコックの「大君の都」と並んで人気作で古書価格も上は2000円くらい、下は1200円くらいしてましたが、これで落ち着きそうです。もともと岩波はこの作品をえらい小分けして5分冊で出していました。そのあとカバーなしの伝統的なやつが2分冊で出て、更にカバーをつけたものを刊行して、カバーなしのに比べて随分高なってました。
講談社学術文庫には小泉八雲の「日本の心」がはいっていて「大阪にて」が収録、例の有名な大阪はあと100年経とうが今のままの伝統的な佇まいを残すだろう、それほど伝統や格式を重んじる素晴らしい街だを読むと改めてうたた時の流れの残酷さに思い至ります。やはり儒教道徳や封建的な規範が崩壊したら今までの反動で一挙に無政府的な街並みになってしまいました。山松ゆうきちの縷々述べるように人間の本質なんかどこでもおんなじだ、インドだって貧しいからあんな風だけど、ましになってきたらすぐややこしいことはやめるよ、が真実味を帯びて感じられます。
1人の人間もおんなじでやたらに勉強して東大やら京大にはいったはものの、大した能力もないし、欲求も押さえつけていたので入学後途端におかしなる人がいます。まあこれは学歴社会が不徹底だからで、東大や京大は一年に3000人も入学さしてるわけだから、中途半端な力しかないバカを多数入れてしまってるわけです。まあ力があるからといって十分発揮できるとも限らないのがこの世の面白さですから、落ちこぼれるのが多数でることを見越して必要以上に入れておくのは合理的なんでしょうが、それにしても無駄な努力をする人間を生み出しすぎです。これとは反対に私が知ってる京大生で最も才能があると思うやつは親が東京の官僚で、本人もドイツやアメリカなどにも留学してなかなか碩学なのに、「革命を起こし日本を根底から作り変える」ために京大に入学した女で、方向性はさておき素晴らしいとしか言いようがない。