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古本屋日誌
2018-05-23 12:34:00
今朝は雨で涼しいです。猫も郵便局にお願いに行く時にも全く出てくる気配はなく落ち着いた朝です。
雑誌「ミーツリージョナル」を出していて、以前には「大阪人」も発行していた140Bから「ザ 古墳群」が出ました。これは世界遺産登録を目指している百舌鳥、古市古墳群をフルカラーで美味しいお店などとともに紹介する本です。以前のこの手の本は森浩一の「古墳」に代表されるように空撮でたんに森があるなの類か堺の中学校の考古学研究部が作成した破壊されゆく古墳の現状を嘆くスタイルのもので、その写真は当然ながら打ち捨てられて惨めなさまをさらす古墳というものでした。それに比べて今回のはさすがはプロのカメラマンが絶妙のタイミングで夕日に映える前方後円墳の姿や鬱蒼と広葉樹に覆われてジャングルもかくやと思える森林の様子を撮っていて確かに魅力的です。
まあそうなんですが、そもそも発掘して遺物を調べ、整備して墳丘に登れるようにしないとお話にならないわけです。その当たり前の話が全然出てこないのは愚かしい。中井正一の「仁徳陵」には近世のこの古墳では特に春の桜の季節は墳丘にたくさんの人が登り、植えてある桜を楽しんだ、墳丘には茶屋もあって花見の名所だったことが詳細に書いてありますし、応神陵は隣接する八幡さんから墳丘に登るルートがあり祭りの時に定期的に祭祀が墳丘上で実施となっていたことも有名です。