Welcome

古本屋日誌

2018-05-18 09:36:00

昨日から非常に蒸し暑くまるで梅雨時のようで、体がほめいて止まず、倉庫の部屋以外窓を開けて風を通しました。例によって雄猫は外に出ましたがご近所の可愛いブルドックが通りかかり、そのいななきに臆して目の前に飛び出して逃げようとしたものだから吠えかかられて意気消沈しています。

先日手塚治虫文化賞を受けた「ゴールデンカムイ」をお譲り頂いたんですが、話は明治の北海道で囚人の背中に金塊(今の貨幣価値に換算して8億だという)のありかを記した彫り物を残した男がいて、それを手掛かりに日露戦争帰りの軍人がアイヌの女と協力して宝探しをするというものです。一番問題なのはお宝のありかを刑務所の中で他の囚人の背中に彫り込む、しかも一人や二人ではなくえらい人数に施すというデタラメな御都合主義です。それをよしとするならば、凶暴なヒグマと戦うシーンもあるんですが、主人公が203高地の歴戦の勇者な上にパートナーがアイヌの女なんだから何とかクマを倒してもさほど不自然ではなく、御都合主義のそしりからは免れている。また漫画ならではの絵の魅力もあり、ヒグマを夜近寄らせないために火を絶やさずに焚いてと支度を着々と整えているのにもかかわらず、突然ヒグマが出現するシーンは見開きに大きくクマの姿が描かれて驚かされる。

というわけでまあそれなりに面白い作品なんだが、ゲーム的な面白さにとどまることも確かで、それでいいのかとの疑問も残ります。