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古本屋日誌
今朝はわりと涼しく、夜中にはものすごい風でびっくりしました。なぜテレビのアンテナが平気で立ってるのか不思議です。
坪内祐三の大阪がらみのエッセイ集に昭和初めの高校野球の様子を引用しているところがあって要するに大阪の人は弱いチームを贔屓にして応援するんだという。玉木正之の「タイガースへの鎮魂歌」にも子どもの頃はジャイアンツファンだった玉木が中学生になって親から「お前もそろそろものごとがわかる年頃になったやろ、強いものをひいきにするのはまちごうとる」とさとされて考えを改めたとある。まあ確かにカープとかジャイアンツのような強い球団なら応援する意味がないというのは一理ある考えですね。私は大阪の住吉の生まれですが周りはジャイアンツファンが多かったです、やはり強いチームをひいきにするほうが楽ですからね。1973年の優勝のかかったジャイアンツ戦いはわざわざ甲子園まで出向きましたが、ご承知の通りえらい負け方でがっかりしました、最後のバッターが木枯らし紋次郎みたいな外人で爪楊枝みたいなもんをくわえてるのが子どもの目には面白かったがその後みんなでグラウンドになだれ込んであれこれ。小学生の考えとしては終わってからなだれ込んでも意味がない、もっと前になだれ込んで試合をやめさしたら良かったのに大人はバカだなと思いました。
まあ所詮は人のやってることで自分がどうしゃうが仕方ないんですが、それでも負けると腹が立ち仕事にまで差し支えることもあり、何とかそうならないようにとするのがたいへんです。
福本伸行の「黒沢」の主人公はサッカー日本代表が頑張って勝利するのを見て歓喜する人たちに違和感を感じ溶け込めない、あんなものは所詮は他人事だ、そんなまやかしでなく自分の力で人望を勝ち得たいと悩み、現場監督として職人に渡す弁当にこっそりアジフライを入れておき、素知らぬ顔で弁当を使っている時に職人の誰かがアジフライが入っていることに気づき「監督!ありがとう」と感謝してくれることを期待したのだが、もちろんそんな目論見は外れ人望を得るどころでなくなる。てな感じでバカなことを繰り返していくわけです。