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古本屋日誌
2018-04-26 17:35:00
今朝はそんなに暑うはのうてまあまあでしたな。
青林工藝舍から斎藤なずな「夕暮れへ」が出ました。斎藤なずなは天才作家です。まあ才能は基本的に誰にでもあると言えるし、誰にもないとも言えるわけですが、斎藤なずなに限ってはそんなに訳知り顔の話は通用しません。
持ち込みをしている漫画家の卵の男と看護婦が同棲していて看護婦は患者が死んだ日は特に激しく男を求める。二人は小鳥を飼うのだが可愛がっていたのに寿命には抗えず死んでしまい、こりずまにまた飼いはじめ次から次に増えていくがそうなると愛情は薄れてどうでもよくなり、小鳥は死んでいく。小鳥にとってはこの夫婦は神のような存在だが、男はなかなか漫画が認められない、女も病院で才能や人の良さなどに全く関わりなく人が死んでいくのを見ている。神様にとっては人など気まぐれでどうともなる存在でしかないのだろう。その中で男は女に結婚を申し込んで気まぐれなんかではない絶対的な価値を作ろうと抗うという話です。
まあこの世の構造は斎藤という通りなんでしょう。私もそれなりに長く生きてきて人の世の不条理は身にしみています。「それでもなお❗️」はマックスウェーバーの政治的人間の話でしたな。