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古本屋日誌

2018-04-22 10:07:00

今朝も気温は低いのだが暑なる予感がしています。

「ビッグコミックオリジナル」に北見けんいちの「釣りバカ日誌」がずっと載っていて、特に変わりばえのしないおとぎ話が描いてあります。最新のものは浜ちゃんの嫁が王子様に見初められて口説かれるというバカバカしい話で、まあこのマンガ自体が会長と平社員が釣りでつながって社内の序列とは反対に釣りについては平社員の浜ちゃんがイニシアティブを発揮するというありえない作りになっています。こういうマンガはストレスの多い現代社会で疲れた人に癒しを与えるものとして期待されているわけで、才能とかそういうものは何もありません。需要があるから求められる製品を作っているということであり、工場でチキンラーメンを作るのやわたしがお客様に古本をお売りしているのと同じですね。

ただワンパターンのおとぎ話をずっと作り続けられるというのは大したものです。2、3年やったら飽きてしまいそうですけどね。

でも藤子F不二雄、藤子不二雄は金儲けとして「ドラえもん」を描いていました。たんなるバカで腕力が強いだけのジャイアン、勉強はできるが体力はなくて根性の悪いスネ夫などという現実にはありえない大衆にこびるキャラに徹して金をもうけていました。しかしほんとうのガキ大将は誰もが知る通り頭も良く、要領もかまし、先生くらいは手玉に取れますし、勉強のできるやつは実は明朗闊達で性格も明るいし優しい、こういうほんとうの話は「少年時代」や「魔太郎が来る」やSF短編できちんと描いて精神のバランスを取っていました。