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古本屋日誌

2018-04-09 12:02:00

今朝も割と寒くて久しぶりにストーブをつけました。しかし外へ出てみるとさほど寒くも無い、むしろ家の中の方が肌寒い、もう少しぬくなったら大丈夫なんだが春先にはよくあることですね。

このところ「新明解国語辞典」の第4版の1刷はないのかとようお客さんに聞かれます。1刷で帯が付いていて、箱もきれいでビニールカバーもよいとなると8000円くらいはしています。でも2、3年前までは1刷も比較的よく目にしていましたし、せいぜい500円前後で買えていましたから、ずいぶん高くなってしまいました。第4版で有名なのは動物を捕らえて監禁する施設だとする「動物園」の語釈や好きになって、あれこれ悩むが失敗するとする「恋愛」の語釈などですが、確かに動物園は一面動物を閉じ込めている面があるので、そういうもんかなと思えますが、恋愛の方は普通には「好きになること」くらいの意味で使っているわけでしくじるという意味合いはないように思います。なぜ執拗に恋愛の不可能性にこだわった書き方をするのかな、そもそも恋愛という言葉にそういうニュアンスがあるのか、それとも著者である山田先生の個人的な受け取り方なのか知りたいところです。

永江朗の「広辞苑の中の日本語」はシリーズで3巻まで出ていて浩瀚なこの辞書を博捜して味のある言葉を取り出して解説したものでなかなか面白い。本当に広辞苑を読んでる人がいて、こんな風に面白がっているんだとわかる、ただ取り上げている言葉は日常的とはいえないものが多くて、新明解国語辞典の第4版を読むような楽しさはない。