Welcome

古本屋日誌

2018-04-07 12:01:00

今朝はかなり寒くてホットカーペットをつけました。雄猫は相変わらず私が外出するに合わせて必ず外に出るんですが、近所で蔵のあるお宅が解体中で車両の出入りも頻繁にあるために落ち着かずためにすぐに帰宅しておられます。

郷土雑誌「大阪春秋」の170号が発売となり早速一読、大阪府唯一の村である千早赤阪の特集。従来はこの雑誌は歴史の話が大半だったがこのところは現在やこれから過疎化をどないしていこうかという未来を見据えた話まで掲載するようになり、その分くだらない記事もあるはものの、玉石混淆となり雑誌を読む楽しみは増えた。村長のインタビューで村民はどうしても手のかからないコメの生産に偏りがちで、コメはなかなか他の産地との競争に勝てそうもないし、他の農産物を奨励したい、特にいちごには期待をかけていて「ちはや姫」という品種を売り込んでいるという。「ちはや姫」はこのところテレビでも取り上げられていてなんでも大消費地である大阪市が近いので完熟しないうちにもいで、出荷する必要がなく、いちごのへたが完熟の証として外に反り返るのを見てから摘み取っているので非常に甘みも高くうまいという。

先日鉄工所に勤める友人とその友人と飲む機会があり、友人の友人は30台の半ばだが退職して奈良県の下北山村に移り住んでその地のホテルなどの立て直しの仕事をするという。ビームコミックで出ている鈴木みその「限界集落温泉」は人口減に悩む村がアイドルのイベントを開催するなどして立て直そうとする作品でなかなか面白いのだが、大阪は京都などと違い観光に力を入れる姿勢がもとから薄いのでこういうアィデアも必要だろう。千早赤阪村も「太平記」には千早城で関東の100万の大群を翻弄して100日にわたる攻防に耐え抜いた、その防衛戦もなかなか愉快で断崖から岩や大木を投げ落とすのはまあ当たり前として、なんでもババを集めて煮えたぎらせたりして大きな柄杓でよじ登る敵にかけたとある。まあババは沸騰させるまでもなくえらいかおりが漂うだろうからそれでもなお崖をよじ登ろうとする関東の軍団は役者ですな。

京都の人ならこういう楽しそうなホラ話は大事にしてまずここがその防衛戦の崖ですから始まり、ババを用意した肥溜めはここですと細かく商売にしていくだろう。