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古本屋日誌

2018-04-01 13:24:00

けさは少し肌寒い感じでしたが、結局気温は高まり春本番です。

先日今年の初めに岩波新書で出た「近代日本150年」などをお客さんからお譲り頂きました。山本義隆は1941年生まれですから今年はもう80に近いわけでご同慶の至りです。このところ科学史の本をいろいろ出してましたが、ようやく日本の近代史に手を染めたわけです。

しかし東大全共闘の話も書いて欲しいところだがバカバカしいのか書かない。日大の全共闘は経営陣が巨額の使途不明金を出したのに、居直って責任を認めなかったので非常にわかりやすい形で怒りが噴出したのだが、東大は当初は医学部の問題からスタートしたが取り立てて大騒ぎできるネタにならなかった。そこで自己否定だの帝大解体だののスローガンを作り出した。この辺の理論的な読みが聞きたいものだ。自己否定とか言っても3000人からいる東大の学生は大した才能もない輩が多いわけでそもそも否定できるほどの自己などないわけだし、いかにも大げさすぎる。それに東大の学生は解体される側だからあんまり興味の湧かないスローガンであることは間違いなく、狙いは国民大衆のひがみや妬みの喚起だったのかもしれない。毛沢東の文革は確かに大衆を狂喜乱舞させて下放だとか北京大学の入試の廃止やら、吊るし上げ、糾弾が広範囲に行われて国家は大混乱に陥った。日本でもこのスローガンに大衆が乗ってくることを期待したのかなあ。中国は毛沢東という稀代のカリスマの旗振りだったから大衆もついてきたわけで、対して山本義隆程度の力では所詮人を動かすことはできなかった。これは間違いない。