Welcome
古本屋日誌
2018-03-27 20:04:00
今朝もかなりぬくうて桜も散ってしまおうかという勢いです。
単行本は文庫になってしまうとなぜかとたんに値段は大きく下がりみなさん小型サイズのほうをお買い上げになるようです。そのため単行本がなかなか売れず、たまにかなり値下げして売り払うことがよくあります。中央公論社が出した「クララの日記」は勝海舟嫁の日記で日本への偏見に満ちた変な本ですが、中公文庫に収められてからは随分安くしてもなかなか売れません。今回新装版が中公文庫から出た石光真清のシリーズは元々全4巻の箱入りでマイナー出版社から出ていましたが、こちらの方はそれぞれの巻に写真もたくさん入っていていいと思うのに売れません。尾崎一雄の「あの日この日」も全2巻の単行本は講談社文庫になってから全く売れなくなっています。尾崎一雄は博覧強記で微に入り細に入り早稲田の時代からの思い出を綴っています。これに対して「村岡伊平治自伝」は昭和35年に単行本が出て今村昌平が映画にした年に講談社文庫になりましたが、こちらは単行本もわりと高いです、といっても状態のいいもので2000円くらいですからどうかなあとは思います。この単行本は口絵としてたくさんの写真が収めてあり貴重です。