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古本屋日誌

2018-03-18 08:57:00

今朝は比較的寒くて仕事には薄着できたことを後悔しています。

父親は随分前から肺気腫でこれは日にちぐすりで治るというわけにはいかない病気で入院を繰り返していましたが、母親も甲状腺の異常で足首が腫れて今回入院しました。

うちの家はもともと大工で私も跡を継ぐ気配も小学生くらいまではありましたが、あまりにも不器用なので沙汰止みとなり、家業はバブル時代には盛況となり今までは二階建てまでしかやったことがなかったが5階建てのビルも手がけるようになり、その儲けで自宅を4階建ての鉄筋に建て替えて3階、4階を賃貸に出してました。賃貸経営もなかなか大変で浴槽で錦鯉を飼育してる人がいました。うーん、錦鯉もね、浴槽ではなあー。しかし好事魔多しとはこのことでやがてバブルもはじけてビルのオーナーが金を払わないまま雲隠れする事態が立て続けに起こり、ために自宅のローンが払えなくなりました。大阪銀行が貸し主でしたが、お決まりの競売となり追い出されてしまいました。その後は南海の住之江近くの昭和の初めに建った長屋に移りましたが、すぐに家賃が払えなくなりましたが、ない袖は振れないのでそのまま過ごしていましたら、大家が来てすぐに出て行ってくれ、トラックも用意したといい、その代わり滞納した一年余りの家賃は棒引きにするからというので、やむなく天王寺の母親の実家に転がり込みました。

まあこういうことはよくあることだし、誰が悪いということでもない。母親のいいところはすぐに自慢をすることで家を建てたこと、息子や娘のこと、息子が早くに結婚してそれもわりと高い家に住むようになったことなどをことあるごとに知人に触れ回ってましたが、左前になって首が回らなくなったことも同じように誰彼なしに触れ回ってとくに隠し立てはしませんでした。

だってまあ事実は事実で、聞いてほしいですからね。 

先日お客さんから新明解国語辞典の初版、9刷りをお譲り頂きました。箱はないんですがビニールカバーもきれいな上に小口もきれいでなかなかみたことがないくらいでした。新明解国語辞典の初版は1972年の発売ですが、箱は白、青、赤紫の三色があります。三省堂によると80万部くらい出たようですが、私の先輩もそうなんですが、おいそれとは国語辞典は買い替えませんから今も家の片隅に鎮座しているケースがかなりあるんではないか、ただその場合はボロボロになっているでしょうがね、新明解国語辞典の前に明解国語辞典というのがあってかなり小さい本なんですが、いい状態のものはあまり見ません。かなり前に復刻されたんですが、すぐに品切れになり、この復刻版も1万くらいしそうです。国語辞典はこれくらいのサイズがちょうどいいわけで小学館の日本国語大辞典は13巻もありますので、個人で所蔵するにはかなり不向きです。しかし私は以前この辞典の第1版の縮刷版をお客さんから5万円で買い取りして喜んで所蔵していたことがあります。