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古本屋日誌
2018-03-07 13:37:00
昨日の晩はまた寒さがぶり返して仕事から帰るとかは油断してセーター着てなかったのですきま風がコートに吹き込んできました。メス猫は福笹をまた食べて今回も押入れに入れてある布団の上に戻してました。神さんを食べたらバチ当たるでと言い聞かせているのだがもちろんどこ吹く風です。
先日お客さんから有明夏夫の源蔵捕物のシリーズなどをお譲り頂きました。「大浪花諸人往来」で直木賞を得たのだが世間的にはあまり恵まれてない。だいぶ前にNHKで桂枝雀主演でドラマ化されたりしてはいるが、なかなか細かい設定が面白いのにさほど評価されないのは残念だ。その中に「西郷はんの写真」というのがあって西南戦争中に大阪の夜店で西郷隆盛や桐野利秋らの写真を売る店が出ていてよく売れているのだがそれはどうも偽物ではないかとの噂が立って主人公の源蔵が調べるのだが、結局大村崑ふんする写真屋が金に負けて京都の神主を西郷隆盛だとして撮影していたことやらが判明していきます。まあ謎解きは大したことないんですが有明夏夫の時代考証は定評があり明治維新直後大阪の町名が一時的に大幅に変更されて数字を主体に表示されるようになったこともきちんと書いています。だから西郷隆盛の写真が売られていたら、それが偽物であることを普通の人たちが容易に見破っていたこの話にも何か出典があるのではないかと思うんです。西郷隆盛の写真はほとんどない、本人が写真を嫌っていたからとよく聞きますが本当なんかなあとおもうわけです。