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古本屋日誌
今朝は本格的な雨で気温も高く、先日まで寒さで震えていたのがなんだったのかという感じですね。猫も雨の日は出ようともせず、一応玄関までは来るのだがたたきに下りようとはしません。
先日お客さんから谷口尚規の「冒険手帳」などをお譲りいただきました。この本は中高生にサバイバル術を伝授する目的で書かれていて、あまり役にはたたない瑣末な知識が汗臭いイラストとともに書いてあります。子供の時ボーイスカウトに入っていてこの本を読むように勧められたことを思い出し懐かしくなりました。例えば砂漠で水を手に入れる方法だとして「実は砂漠でも水は蒸発している、だから簡単に手に入るんだ」という。少し砂を掘り下げてすり鉢状の穴を掘り、その上をビニールシートで覆い真ん中に足を乗せてシートの下に設置したコップに蒸発して垂れてきた水が溜まるようにするんだという。
まあ確かに少しは溜まるだろうけどそこ溜まるまでのクソ暑い時間はどこで過ごせばいいのかは書いてません。山で熊に出会ったらどうするかというのも書いてあります。死んだふりはダメだとして谷口によると思い切って熊の胸ぐらに飛びついてしがみつくのが良いという。なんでも熊はその手で自分の胸もとを探ることはできないからだという。しがみついてるうちに熊の中にバカな人間への愛情が芽生えるかもしれないと谷口は書いているが、バカバカしい。だいたい熊にずっとしがみつく腕力なんか普通はないしその前に噛まれて終わりだろうと反論するのも愚かしいくらいだが、それはそれなりに面白かった。
アルピニストで心霊現象を研究していた西丸震哉は今後平均寿命はどんどん縮む、41歳になってしまう、なぜなら現代人はたくさんの汚染物質に囲まれているからその毒素に耐えきれなくなるからだという。もちろんたわごとでした。彼は一種の農本主義者だったんだと思います。