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古本屋日誌

2018-03-02 19:08:00

今朝も少し風がありましたがぬくうて春本番ですね。この15度程度の気温でも作業したら汗をかくし、そうかといって10度を割り込むようだと寒いし、なかなか難しいものです。

戎橋筋の難波より、少し御堂筋側に入ったところにかつてナンバブックセンターがありました、1階にぼてじゅうがあり、というかこのビルのオーナーがぼてじゅうなんですが、二階と三階が本屋でした。二階はサブカルの本がたくさんあってこれはこれで素晴らしかったが、三階には平凡社の東洋文庫が全冊揃っていました。500冊発行となって平凡社が大きな本屋に売り込んでいる時があって、旭屋や紀伊国屋は当たり前ですが売れないから受け入れなかったが、この本屋はおそらく店長の趣味で受け入れたようだ。でもまあ500冊も揃っているのに客が少しずつこうてしもて減っていくのは断腸のおもいでしょうね。「詰むや詰まざるや」という詰碁の本が出ていてこれは今でも人気で古書価も高いですがすぐに売れてしまいました。

しかし紀伊国屋書店は以前も梅田本店のレジの女が満足にカバーをかけられないので、びっくりしましたが、グランドビルに漫画の専門店がありますよね。なかなか品揃えもいいのですが、レジでカードを出してサインで決済したところ、レジの女は横にいた男とカッコこれは字が汚いから読めないけど、いいんですかね」と相談している。「サインはそういうもんやからかまわへんねん、字がきたないからあかんなんて言われたことないでー」と申し上げました。まあ本屋はたくさんおいてあればいいわけだから満足に仕事ができない女や男がいても特に問題はありません。

今はもう富国生命のビルになってしまい新築がなった暁にはオープンするからそれまで待っていてねという約束は反故になってしまった東梅田の旭屋書店ですが、3階の文庫売り場のところに「喫茶、軽食リーブル」というのがありました。「お待ち合わせに、ご休憩にご利用くださいませ」とあったのを覚えています。私は浪人していた時にずっと家にいたのですがよく訳の分からない勧誘の電話がかかってきて、判でおしたようにその待ち合わせがこの「リーブル」でした。百科事典を買わないかとか英語の教材はいらないか、悩みごとを聞いてやるぞとかそういう類で、ただでコーヒを飲ませてくださって誠にありがたかったです。リーブルは外から見ると中はつたが絡まってるように見えて木暗い感じでそのくせ中に入るとふんわりしていて居心地のいいサテンでした。

昨日の朝日新聞の「週刊新潮」の広告は「昭和天皇のピンク映画」という見出しが黒塗りになっていました。なんでも朝日新聞の社内規定に触れるということのようだが「ピンク映画」が問題とは思えないから昭和天皇との組み合わせが問題なのだろうが「産経新聞」は黒塗りにはせずに発行したようだ。なんにせよ言論の自由を自ら放棄してしまうのは訳が分からない。