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古本屋日誌

2018-02-04 12:01:00

今朝はかなり気温が低くすぐにストーブ、カーペット、おこたを入れました。三つになるメス猫のポコは嫁が仕事から帰ってきても全然寄り付かないのだが、風呂から上がっておこたでくつろいでると直ちにやってきてお腹の上に乗って行きます。仕事は丸亀製麺なんで汗臭いのかもしれない。

先日早速にも石井遊佳の芥川賞「百年泥」をお客さんからお譲りいただきました。この人は枚方市の出身ということもあり、また学歴が東大とのことで芥川賞は大体低学歴の人が取ることが多いので珍しい感じがしました。文体が面白くてスナックのおしゃべりママから自分の夫が浮気してることを聞きおよぶのだが情事のめんどくささを「けだしこの世でもっとも長く伸びるのは子宮で、地の果てこの世の終わりまでたたるのが子宮だ」とある。なるほどなあ。

東大といえば東大全共闘の山本義隆が岩波新書で「近代日本150年」なる本を出しました。なかなかの人気で私の店でも入荷したやつが数時間で売れました。東大全共闘は「自己否定」とか「帝大解体」とかわけのわからないスローガンを唱えていたイメージがあり、主張がよくわかりませんでした。日大の全共闘は古田をはじめとする経営陣が億単位の使途不明金を出ししらばっくれるというバカの巣窟状態で、そういう経営者への怒りは当たり前で学生が立ち上がったのもよくわかりました。「叛逆のバリケード」はものすごい数の学生を講堂に集めて経営陣を追及した団体交渉の記録が収めてあって面白い本なんですが、古田会頭をはじめとする経営陣や教授連中が莫大な金を何に使っていたのかがしっかり追及されていない。キャバレーですったのか、博打でもしたのかこの辺をちゃんと明らかにしてほしいところで、当時の学生はそういうゲスな興味はなかったのかなあ。